エクセルでデータを扱う際、「この文字列の長さを知りたい」と思ったことはありませんか?例えば、入力ミスのチェックや、特定の条件を満たすデータの抽出などに役立ちます。そんな時に活躍するのが「LEN関数」です。
本記事では、LEN関数の基本的な使い方から応用テクニック、よくあるエラーの対処法まで詳しく解説します。
LEN関数(マッスルたけちゃん)









そうだ!筋トレも関数も、基礎をしっかり積み上げれば最強になれる!LEN関数をマスターして、データ管理のプロテイン級の力を手に入れるんだ!
LEN関数とは(初心者向け解説)
LEN関数は、指定した文字列の文字数(長さ)をカウントするExcelの関数です。スペースも1文字としてカウントされます。文章の長さをチェックしたり、データの整合性を確認する際に便利です。
LEN(レングス)関数は、文字列の文字数を求める関数です。この関数は全角でも半角でも1として数えます。
- LEN関数は文字数を求める関数
- LEN関数は全角でも半額でも1文字として文字数をカウント
LEN関数の特徴
- 指定した文字列の長さ(文字数)を取得できる
- スペースも1文字としてカウントされる
- 数値も文字列として扱われる
- セル内の文字列の長さを簡単に確認可能
- 他の関数(LEFT, MID, RIGHT など)と組み合わせると便利
LEN関数の構文(入力方法と引数)
LEN関数の構文を確認します。
LEN関数には引数(ひきすう)が1つあります。
- 「文字列」はセルを指定することもできます。
- 「文字列」のなかに含まれるスペース、句読点、数字などは、文字として数えられます。
- 文字列を引数に直接指定する場合は「”」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
【引数の説明】
引数名 | 説明 |
文字列 | 直接文字列を指定するか、セルを指定します。 ※文字列を指定する場合は、「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
LEN関数の使い方(具体例付き)
LEN関数で数えた結果
LEN関数について、文字数の結果を確認してみます。
B列に文字列を入力し、それぞれをLEN関数を用いて文字数を数えてみます。

LEN関数で求めた文字数がこれだ!
【解説】
No1-5までは全角半角それぞれを1文字として文字数を計算しています。No6は文字との間に半角スペースを入れています。半角スペースも1文字として計算し、9文字として結果が求まりました。
LEN関数の応用テクニック|仕事で役立つ活用法
応用テクニック①|特定の文字を除いた文字数を取得
LEN関数とSUBSTITUTE関数を組み合わせることで、特定の文字を除いた長さを計算できます。
例:「Excel 関数」の空白を除いた文字数を取得。
応用テクニック②|文字数が一定以上かどうかを判定
LEN関数をIF関数と組み合わせると、特定の長さ以上のデータを判定できます。
例:A2の文字数が10文字以上かを判定
LEN関数 よくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)をまとめました。
- Q1: LEN関数とは何ですか?
- A1: LEN関数は、Excelで文字列の長さ(文字数)を数える関数です。空白もカウントされます。
- Q2: LEN関数で空白を除外できますか?
- A2: LEN関数単体では空白を除外できませんが、SUBSTITUTE関数と組み合わせることで可能になります。例:
=LEN(SUBSTITUTE(A1," ",""))
- Q3: LEN関数が#VALUE!エラーになるのはなぜですか?
- A3: LEN関数に数式ではなく、無効なデータ型(数値計算が必要なセル参照など)を指定すると#VALUE!エラーが発生することがあります。
- Q4: LEN関数とLENB関数の違いは?
- A4: LEN関数は1文字を1カウントしますが、LENB関数は全角文字を2バイト、半角文字を1バイトとしてカウントします。
- Q5: LEN関数はどんな場面で活用できますか?
- A5: データ入力時の文字数制限チェック、テキストの解析、特定の長さのデータ抽出時などに活用できます。
ワンポイントプロテイン(アドバイス)

LEN関数に似た関数にLENB関数というのがある。LEN関数とLENB関数の2つを組み合わせることで、全角文字のみの入力制限とか、半角文字のみの入力制限ができるようになる。
詳しくは、LENB関数で解説しているから覗いてみてくれ!ここだ↓
LEN関数のまとめ
LEN関数は、文字列の長さを取得し、データ処理の効率化に役立つ関数です。
【ポイント整理】
- LEN関数は文字数を取得する基本的な関数
- 空白や記号もカウントされる
- SUBSTITUTE関数と組み合わせて特定の文字を除外可能
- IF関数と併用すると、長さを基準に条件分岐ができる
- データ整理や入力チェックに活用できる

セルの文字数制限がある場合に、文字数を数えたり、顧客コードが10桁なのに10桁ではないデータを見つけたりするときに便利な関数だ。
どちらかというと、データの検証に使うケースが多いと思うぞ!
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