エクセルでデータを扱う際、「最小値を求めたい」「順位をつけたい」と思ったことはありませんか?そんなときに便利なのがSMALL関数です。SMALL関数を使うと、指定した範囲の中からn番目に小さい値を簡単に取得できます。
本記事では、SMALL関数の基本的な使い方から応用テクニック、よくある間違いとエラー対処法まで詳しく解説します。
SMALL関数(マッスルたけちゃん)

エクセルと筋肉は裏切らない!!!マッスルたけちゃんだ!ブランド服より割れた腹筋!よし、今日はSMALL関数についてレクチャーするぞ!

えっと…なにかを合計する関数ですか?

まさる、違う!けど、いい質問だ!SMALL関数は、エクセルの中で「指定した範囲の中からn番目に小さい値を取得する関数」だ!筋トレで言うと、「今日は3番目に重いダンベルを使いたい!」みたいな感じだな!

いやいや、筋トレに例えなくても…(笑)で、それってどうやって使うんですか?

簡単だ! =SMALL(範囲, n) って入力するだけだ!例えば「=SMALL(A1:A10, 2)」とすると、A1からA10の中で2番目に小さい数値を返してくれるんだぞ!

へぇー!意外とシンプルですね。でも、どんな時に使うんですか?

例えば、 営業成績のワースト3を知りたい時 や テストの下位5人を表示したい時 なんかに役立つぞ!筋肉で例えるなら、「ジムで最軽量のダンベルランキングを知りたい時」だ!

いや、そこは普通にエクセルの例でいいですよ!(笑)

そうか?まぁいい、SMALL関数の真髄を知るには、IF関数 との組み合わせが重要だ!それについては次回のレッスンで解説するから、筋肉とともに鍛えておけ!

筋肉は鍛えませんよ!(笑) でも、SMALL関数の使い方は分かりました!ありがとう、マッスル先生!
SMALL関数とは?(初心者向け解説)
SMALL関数は、指定したデータ範囲内の中で「○番目に小さい値」を取得するための関数です。
例えば、営業成績のワースト3を知りたいときや、テストの点数の下位5名を抽出したいときに活用できます。
SMALL関数の特徴
- 指定範囲の中からn番目に小さい値を取得できる
- データの最小値(1番小さい値)を取得する場合にも利用可能
- LARGE関数(n番目に大きい値を取得する関数)と対になる関数
- 他の関数(IF関数やINDEX関数)と組み合わせることでより高度なデータ分析が可能
- データ分析やランキングの作成に役立つ
SMALL関数の構文(入力方法と引数)
SMALL関数の基本構文は以下の通りです。
【引数の説明】
引数名 | 説明 |
範囲(必須) | 数値のリストやセル範囲を指定(例:A1:A10) |
順位(必須) | 取得したい小さい値の順位を指定(1なら最小値、2なら2番目に小さい値) |
SMALL関数の使い方(具体例付き)
例1:最小値を取得する
データ:A1:A5のセルに以下の値が入力されている
例2:2番目に小さい値を取得する
データ:A1:A5のセルに以下の値が入力されている
SMALL関数の応用テクニック|仕事で役立つ活用法
応用テクニック①:ワースト3を取得
例えば、営業成績のワースト3(成績の低い順にランキング)を取得するには、以下のように使います。
応用テクニック②:IF関数と組み合わせる
SMALL関数とIF関数を組み合わせることで、条件付きの値を取得できます。
例えば、「売上が5000以上の中で2番目に小さい値」を取得する場合:
(※この数式はCtrl+Shift+Enterを押して配列数式として入力する必要があります)
SMALL関数 よくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)をまとめました。
- Q1. SMALL関数が動作しません。原因は?
- A1. 順位(n)に 範囲内のデータ数を超える値を指定 していないか確認しましょう。
- Q2. SMALL関数とMIN関数の違いは?
- A2. MIN関数は 最小値のみを取得 するのに対し、SMALL関数は 指定した順位の値 を取得できます。
- Q3. SMALL関数とLARGE関数の違いは?
- A3. SMALL関数は n番目に小さい値、LARGE関数は n番目に大きい値 を取得する関数です。
- Q4. SMALL関数とRANK関数の違いは?
- A4. SMALL関数は 特定の順位の値を返す のに対し、RANK関数は 指定した値の順位を返します。
SMALL関数のまとめ
SMALL関数は、指定した範囲内のデータからn番目に小さい値を取得する強力なツールです。最小値だけでなく、ランキングやデータの順位付けに役立ちます。また、IF関数などと組み合わせることで、さらに高度な分析が可能です。エラーを防ぐためには、指定する順位が範囲内に存在するかを確認しましょう。SMALL関数を活用して、エクセルスキルを向上させましょう!
【ポイント整理】
- SMALL関数は、指定範囲からn番目に小さい値を取得できる関数
- 営業成績のワーストランキングや、データの順位付けに活用可能
- IF関数やLARGE関数と組み合わせると、さらに高度なデータ分析ができる
- エラーの原因として、範囲内に指定した順位が存在しない場合が多い
- MIN関数やRANK関数との違いを理解して使い分けよう!

これでSMALL関数もバッチリだ!レッツ筋トレ!
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