文字列操作関数

【図解入】MID関数の使い方[初心者向けExcel関数解説]

文字列操作関数

エクセルでデータ処理を行う際、特定の部分だけを抜き出したいことはありませんか?そんな時に便利なのが「MID関数」です。MID関数を使うと、文字列の任意の位置から指定した文字数を簡単に抽出できます。

本記事では、MID関数の基本的な使い方から応用テクニック、エラー対処法まで詳しく解説します。

 

MID関数(マッスルたけちゃん)

マッスルたけ
マッスルたけ
エクセルと筋肉は裏切らない!!!マッスルたけちゃんだ!ブランド服より割れた腹筋!よし、今日はMID関数についてレクチャーするぞ!
まさる
まさる
MID関数って、なんか真ん中に関係ある関数ですか?
マッスルたけ
マッスルたけ
その通り!MID関数は、文字列の真ん中から特定の文字数を抜き出す関数だ!たとえば、『エクセル最強』から『セル』だけを取り出したいときに使うんだ!
まさる
まさる
へえ、それってLEFT関数やRIGHT関数とどう違うんですか?
マッスルたけ
マッスルたけ
LEFT関数は左から、RIGHT関数は右から、そしてMID関数は好きな位置から指定した文字数分を取り出せる!まるで筋トレのセット数を自由に組めるのと同じだ!
まさる
まさる
筋トレで例える必要あります?(笑)でも、それなら部分的なデータを抽出するのに便利そうですね!
マッスルたけ
マッスルたけ
その通り!MID関数を使いこなせば、データの整理が爆速になる!エクセルも筋トレも、バランスよく鍛えて最強を目指そう!!

MID関数とは(初心者向け解説)

MID関数は、Excel(エクセル)で文字列の一部分を抽出するために使われる関数です。指定した開始位置から、指定した文字数分だけ取り出すことができます。例えば、”Excel関数”から”関数”の部分だけを抜き出したいときに便利です。データ処理やテキスト操作の際に役立つ基本的な関数の一つです。

MID(ミッド)関数は、任意の位置から指定した文字数分を取り出す関数です。この関数は全角でも半角でも文字数1として数えます。

  • MID関数は指定した位置から指定した文字数分を取り出す関数
  • MID関数は全角でも半額でも1文字として文字数を指定する

【MID関数を使ったイメージ】

MID関数の特徴

  • 文字列の一部を指定した範囲で取得できる
  • 開始位置と文字数を自由に設定可能
  • 長い文字列から特定の部分だけを取り出せる
  • 数値を含むセルでも使用可能
  • LEFT関数やRIGHT関数と組み合わせることで柔軟なテキスト操作が可能

 

MID関数の構文(入力方法と引数)

MID関数の構文を確認します。

=MID(文字列,開始位置,文字数

MID関数には引数(ひきすう)が3つあります。

文字列を直接指定する場合は「”」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。

【引数の説明】

引数名 説明
文字列 直接文字列を指定するか、セルを指定します。
※文字列を指定する場合は、「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
注:ワイルドカードは使えません
開始位置 文字列から取り出す先頭文字の位置を数値で指定します。
文字数 取り出す文字数を指定します。
文字列の文字数分以上を指定すると、文字列すべてを取り出します。

MID関数の使い方(具体例付き)

MID関数を実際に使う

MID関数を単独で使うことは少ないかもしれないですが、ほかの関数と組み合わせることで色んな使い方ができます。

MID関数を使う場面

  • メールアドレスからアカウント名を取り出したい
  • メールアドレスからドメイン名を取り出したい
マッスルたけ
マッスルたけ

メールアドレスは、@(アットマーク)の左側に書かれたアカウント名と、@の右側に書かれたドメイン名で構成されている。

info@excelmuslcle.work
このメールアドレスで考えると、infoがアカウント名で、excelmuslcle.workがドメイン名だ。

【アカウント名の取得方法】

  1. 「@アットマーク」までの文字数がわかればMID関数を使ってアカウント名の取得ができそうです。
  2. 今回はFIND関数を使い、「@」が出てくる文字数を求めます。
  3. 「@」までは、FIND関数で求めた文字数から「-1」をすれば、「@」までの文字数が求まります。※FIND関数については後述
  4. あとは、MID関数でアカウント名を取り出します。

【ドメイン名の取得方法】

  1. アカウント名と同様に、「@アットマーク」までの文字数がわかればMID関数を使ってドメイン名の取得ができそうです。
  2. 今回はFIND関数を使い、「@」が出てくる文字数を求めます。
  3. 「@」以降を取り出したいので、FIND関数で求めた文字数から「+1」をすれば、開始位置が求まります。※FIND関数については後述
  4. あとは、MID関数でアカウント名を取り出します。
マッスルたけ
マッスルたけ

実際に関数を入力してみるとこんな感じだ!アカウント名とドメイン名を一気に取り出した

アカウント名:=MID(B2,1,FIND(“@”,B2,1)-1)
ドメイン名:=MID(B2,FIND(“@”,B2,1)+1,20)
マッスルたけ
マッスルたけ

指定した文字数を取り出した結果がこれだ!ほかの関数と組み合わせることで簡単にできた!

 

MID関数の応用テクニック|仕事で役立つ活用法

応用テクニック①|LEFT・RIGHT関数との組み合わせ

MID関数をLEFT関数やRIGHT関数と組み合わせて、より細かいデータ抽出が可能です。

例:社員ID「EMP20240309」から「2024」だけを取得。

=MID(A2,4,4)

 

応用テクニック②|特定の記号の後の文字を取得

テキストの特定記号の後の文字を抜き出す際に便利です。

例:「ABC-1234」から「1234」だけを取得。

=MID(A2,FIND(“-“,A2)+1,4)

MID関数 よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)をまとめました。

  • Q1: MID関数でエラーが出るのはなぜですか?
  • A1: 開始位置に0や負の値を入れるとエラーになります。また、文字数が範囲を超えるとエラーが出る場合があります。
  • Q2: MID関数は数値にも使えますか?
  • A2: 可能ですが、数値として扱われる場合はTEXT関数と併用する必要があります。
  • Q3: LEFT・RIGHT関数との違いは何ですか?
  • A3: LEFT関数は左側から、RIGHT関数は右側から、MID関数は任意の位置から文字列を取得します。
  • Q4: MID関数を使って改行を含むデータを処理できますか?
  • A4: 可能ですが、CLEAN関数を併用すると改行を削除できます。

 

MID関数のまとめ

MID関数は、エクセルで文字列の任意の位置から特定の文字数を抽出する便利な関数です。

【ポイント整理】

  • MID関数は文字列の任意の位置から指定した文字数を取得する
  • LEFT・RIGHT関数と組み合わせると、より柔軟なデータ処理が可能
  • 数値データの処理にはTEXT関数との併用が必要な場合がある
  • エラーを防ぐために、適切な引数を設定することが重要

 

マッスルたけ
マッスルたけ

MID関数も他の関数と同様に、複数の関数と組み合わせて使うと色んなことが出来るようになる。使い方次第ではいろんな応用ができるんだ。

 

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