エクセルでよく使われる関数の一つ「AVERAGE関数」。この関数を使えば、指定した範囲の数値の平均値を簡単に求めることができます。本記事では、AVERAGE関数の基本から応用までを詳しく解説し、業務での活用方法を紹介します。
AVERAGE関数(マッスルたけちゃん)

エクセルと筋肉は裏切らない!!!マッスルたけちゃんだ!
ブランド服より割れた腹筋!よし、今日はAVERAGE関数についてレクチャーするぞ!

AVERAGE、なんとなく「平均を出す」関数って感じがしますね?

そうだ!簡単に言うと、指定した範囲の数値の平均値を求める関数だ!たとえば、筋トレの回数を記録して、「1週間の平均回数」を出したいときに使える!

筋トレの例え、いりますかね…(笑)でも、平均を求めるのに便利そうですね!もし空白セルがあったらどうなるんですか?

いい質問だ!空白セルは無視されるが、「0」として計算させる場合はAVERAGEA関数を使う!また、特定の条件を満たすデータだけを平均化するなら、AVERAGEIF関数を使うといいぞ!

なるほど、意外と応用範囲が広いですね!

そうだ!筋トレも関数も、正しく使えば最大限の効果が得られる!次は応用テクニックを紹介するぞ!
AVERAGE関数とは?(初心者向け解説)
AVERAGE関数は、指定した範囲内の数値の平均(算術平均)を求める関数です。例えば、テストの点数や売上データの平均値を求めるのに使えます。
AVERAGE(アベレージ)関数は、選択したセルに含まれる数値の平均値を求める関数です。
よくある例として下のように、5教科の平均点を出すときなどに使います。赤枠内にAVERAGE関数が入っています。
AVERAGE関数の特徴
- 指定した範囲の数値の平均を簡単に求められる
- 空白セルや文字列は自動的に無視される
- 0を含む場合、そのまま計算される
- 数値の範囲を指定するだけで計算可能
- データ分析や成績管理に便利
AVERAGE関数の構文(入力方法と引数)
AVERAGE関数の構文を確認します。
AVERAGE関数には引数(ひきすう)が1つ以上あり、数値2以降の引数の設定は任意です。個人的には入力する機会は少ないと思います。数値(引数)は最大で255まで指定することができます。
それぞれの引数には以下のような意味があります。
- 数値1・・・平均を計算する数値または範囲を指定。
- 数値2・・・設定は任意。平均を計算する数値または範囲を指定。
AVERAGE関数の使い方(具体例付き)
【セルの範囲を指定する方法は3つ】
- 直接記述する
- マウスでドラッグしてまとめてセルを選択する
- 1つずつセルを選択する
【具体的な記述例】
- セルのA1、A2、A3を選択する場合
数式バーもしくはセルには「=AVERAGE(A1:A3)」もしくは「=AVERAGE(A1,A2,A3)」のように記述します。 - 連続したセルならば、マウスで複数のセルをドラックするだけで選択可能です。
- 連続していないセルならば、「Ctrl」ボタンを押しながら複数のセルをドラッグするだけで選択可能です。
今回はセルのC2,D2,E2,F2,G2を選択したいので、
AVERAGE(C2,D2,E2,F2,G2)もしくはAVERAGE(C2:G2)となります。
AVERAGE関数の注意点
AVERAGEA関数なら数値以外でも平均の対象にします。詳しくはAVERAGEA関数のサイトで違いをまとめていますのでよかったら参考にしてください。
AVERAGE関数の応用テクニック|仕事で役立つ活用法
応用テクニック①:条件付き平均(AVERAGEIF関数)
AVERAGEIF関数を使うと、特定の条件を満たすデータの平均を求めることができます。
例:売上が10,000円以上の平均を求める
応用テクニック②:エラー値を除外した平均計算
エラーが含まれている場合、通常のAVERAGE関数ではエラーになってしまいます。その場合はIFERROR関数を組み合わせると便利です。
AVERAGE関数 よくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)をまとめました。
- Q1. AVERAGE関数で「0」が返ってくるのはなぜ?
- A1. 参照しているセルに数値ではなく文字列が含まれている可能性があります。セルのデータ形式を数値に変更してください。
- Q2. AVERAGE関数でエラーが出る場合の対処法は?
- A2. エラー値が含まれている可能性があります。IFERROR関数を活用すると、エラーを無視して計算できます。
- Q3. AVERAGE関数で複数の範囲を指定する方法は?
- A3. 直接「,(カンマ)」で区切ることで複数範囲を指定できます。
=AVERAGE(A1:A10, C1:C10)
ワンポイントプロテイン(アドバイス)

AVERAGE関数のイメージはできたか?どんどん手を動かして覚えてくれ。
生徒がたくさんいる場合に、一人ずつAVERAGE関数を入力するのは正直面倒。。。そんな時に、関数を楽に入力してくれる便利なワザがある!画像はSUM関数だがやり方は同じだ!
【手順1】:セルの右下の赤枠部分をドラッグする
【手順2】:下までマウスを持っていき離す

他にもH2セルをコピー「Ctrl + C」して、H3セルからH13をドラッグして、貼り付け「Ctrl + V」することでも同様に複数のセルに関数を入れることが出来る!やり方は一つじゃないから色んなやり方を試してくれ!

ショートカットキーに興味があれば、マッスルたけちゃんが普段使うショートカット集を作成したから参考にしてくれよな
AVERAGE関数のまとめ
AVERAGE関数は、指定した範囲の数値の平均を求める基本関数です。数値以外のセルは無視され、条件付き平均やエラー処理と組み合わせることでより高度な計算も可能です。統計分析や日常業務の効率化に役立ちます。
【ポイント整理】
- AVERAGE関数は数値の平均を求める基本関数
- 数値以外のデータは無視される
- 複数の範囲を指定して平均値を計算可能
- 条件付き平均にはAVERAGEIF関数を使用
- エラー処理にはIFERROR関数を組み合わせると便利

AVERAGE関数はエクセル関数を勉強するにはわかりやすい関数の一つだ。ぜひ実際に手を動かして覚えてくれ。
筋肉と同じでやればやるだけ身につくことを忘れるなよ!マッスルだ!!!
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