エクセルで条件付き合計を求める際に便利な「SUMIF関数」。特定の条件に合うセルだけを合計することができ、データ集計の効率を向上させます。本記事では、SUMIF関数の基本から応用までを詳しく解説し、業務での活用方法を紹介します。
SUMIF関数(マッスルたけちゃん)

エクセルと筋肉は裏切らない!!!マッスルたけちゃんだ!よし、今日はSUMIF関数についてレクチャーするぞ!

なにかを合計する関数ですか?

まさる、半分正解だ!でもな、SUMIFは条件をつけて合計する関数なんだ!例えば「10kg以上のダンベルだけ合計する」とか、そういうことができる!

筋トレの例えはいらないです(笑)でも、条件付きで合計できるのは便利ですね!

その通りだ!例えば、売上が1万円以上のデータだけを合計することができる!

なるほど、条件に合ったデータだけ足せるんですね!これは確かに便利!

そうだ!これを知ってるだけで、集計作業がめちゃくちゃ効率的になる!オレの筋肉と同じで、無駄な動きを省いて効率よく鍛えるってわけだ!

SUMIFと筋肉、絶対関係ないですよね!?(笑)

関数も筋トレも継続が大事だ!次は実際にエクセルで試してみよう!
SUMIF関数とは(初心者向け解説)
SUMIF関数は、指定した条件に一致するセルの合計を求める関数です。たとえば、「売上リストから特定の商品カテゴリーの合計金額を算出する」「支出のうち、特定の費目だけを合計する」といった場合に便利です。SUM関数と異なり、特定の条件を指定できるため、データ分析やレポート作成に役立ちます。
SUMIF(サムイフ)関数は、指定した条件に一致する合計値を求める関数です。
【指定できる条件】
- 特定の文字列の指定
- 数値や日付の一致・比較
- 部分一致
- ほかにもさまざまな条件の指定が可能
よくある例として部署別や地域別に合計件数が知りたい時などに使います。今回は例として、男女別にテストの合計点を出すことを行います。赤枠内にSUMIF関数が入っています。
SUMIF関数の特徴
- 条件に合致するデータのみ合計できる
- 文字列、数値、演算子(>, <, =など)を条件に設定可能
- 範囲と合計範囲を分けて指定できる
- IF関数と組み合わせてさらに高度な集計が可能
- SUMIFS関数(複数条件対応)と異なり、単一条件のみ適用可能
SUMIF関数の構文(入力方法と引数)
SUMIF関数の構文を確認します。
SUMIF関数には引数(ひきすう)が3つあります。それぞれの引数には以下のような意味があります。
【引数の説明】
No | 引数名 | 説明 |
1 | 範囲 | 「検索条件」の検索対象となるセル範囲を指定します。 |
2 | 検索条件 | 「範囲」のセルを検索するための条件を、数値・式・セル参照・文字列で指定します。 |
3 | 合計範囲 | 合計の対象となるセル範囲を指定します。 「範囲」と「検索条件」で絞り込まれた結果について、この合計範囲内の数値が合計されます。 |
SUMIF関数の使い方(具体例付き)
【検索条件をセルにした場合】
第2引数の検索条件
SUMIF関数の第2引数である検索条件には、さまざまな指定方法があるので、今回はその中でも代表的な指定方法を説明いたします。
第1引数の「範囲」からセルを検索するための条件を、数値・式・セル参照・文字列で指定します。
【文字列を指定する場合】
「”」(ダブルコーテーション)で囲みます。
【セルを参照する場合】
セルを指定します。
この例では、英語(C列)が90点以上の生徒の合計点(H列)の合計点(373+385=758)を出すことになります。
>1 | >=1 | =1 |
<1 | <=1 | <>1 |
SUMIF関数の応用テクニック|仕事で役立つ活用法
応用テクニック①:ワイルドカードを使用した条件指定
SUMIF関数では、ワイルドカード(* や ?)を使って部分一致検索が可能です。
メリット: 「青りんご」「赤りんご」など、特定のキーワードを含むデータを合計可能。
SUMIF関数 よくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)をまとめました。
- Q1. SUMIF関数で0が返ってくるのはなぜ?
- A1. 参照しているセルのデータ形式が文字列になっている可能性があります。数値データとして認識されるように、データ形式を数値に変更してください。
- Q2. SUMIF関数でエラーが出る場合の対処法は?
- A2. 条件が適用される範囲と合計範囲のサイズが異なっている可能性があります。同じサイズに調整してください。
- Q3. SUMIF関数で部分一致の検索は可能?
- A3. はい、*(任意の文字列)や?(1文字)をワイルドカードとして使用できます。
ワンポイントプロテイン(アドバイス)

この悪魔的なSUMIF関数は、指定した条件に一致する合計値を求める関数だった。しかし世の中には、さらに悪魔的なSUMIFS関数というものがある。SUMIF関数は条件が1つだけだったが、SUMIFS関数はなんと複数条件が指定できてしまうんだ!
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SUMIF関数のまとめ
SUMIF関数は、特定の条件を満たすデータだけを合計できる便利な関数です。売上データの分析や特定のカテゴリーの数値集計など、業務効率化に大きく貢献します。基本の使い方から応用テクニックまでしっかり理解し、エクセルのスキルアップに役立てましょう。
- SUMIF関数は条件付きで合計を求める関数
- 数値条件・文字列条件の両方に対応可能
- SUMIFS関数を使うと複数条件の合計が可能
- エラーが発生する場合はデータ形式と範囲サイズを確認

SUMIF関数も使う場面が多い関数だからどんどん使って覚えてくれ。やればやるだけ身につくことを忘れるなよ!パンプアップとスキルアップは一緒だ!!!
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